古いシールを取り除いたら、埋める部分の汚れをきれいに拭き取り、乾かしておきます。濡れていると、はがれの原因になるので要注意です。
「バスコーク」(セメダイン)、「バスボンド」(コニシ)などのチューブ入りのシリコン系充てん材には、マスキングテープ、ノズル、絞り器、ヘラが付属品として入っています。
まずマスキングテープを貼ります。埋めるすき間を残して、両側にていねいに貼っておきます。テープは紙なので、簡単に手でちぎれるので便利です。
ノズルは先の部分を切り、紙などに絞り出して太さをチェックします。先の方で切ると細く出るので、だんだん根元の方を切っていき、すき間の幅より少し太いぐらいにしておきます。シリコン系充てん材は45度ぐらいに傾け、ノズルをすき間に軽く押しつけて少し多めに絞り出しながら埋めていきます。
埋め終わったら、付属のヘラをすき間にピッタリと当てて、余分な充てん剤をかき取るつもりで、一気にスーッとならします。余分な充てん剤はマスキングテープにつくので、テープをはがせば、すき間だけスッキリきれいに埋まります。
10〜20分で表面が固まって膜ができ、24時間で表面から3ミリの厚さぐらいが固まります。埋めてから半日ほどたてば、お湯がかかっても大丈夫なので、入浴することができます。ただし、突っついたりしないようにしましょう。
なお、水まわりのすき間を埋める場合は、白か、まわりの色によってはクリームを使うことがほとんどです。ただ、思い切って黒を使うと、タイルの黒目地のように、しゃれた感じになり、しかもカビが生えても目立ちません。
1.マスキングテープを貼る
埋めるすき間だけを残し、両側にマスキングテープを張る。
2.ノズルを切る
シリコン系充てん剤のキャップをはずし、ノズルをつけ、すき間に合わせてノズルを切る。
3.埋めていく
ノズルをすき間に軽く押しつけ、絞り器をまわしながら、少し多めに絞り出していく。
4.ヘラで余分をかき取る
ヘラをすき間にキッチリ押しつけて引いていくと、余分な充てん剤がかき取れる。
5.テープをはがす
作業が終わったら、すぐにマスキングテープをはがす。 |