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壁紙の穴を簡単に目立たなくする

監修

■山田 芳照
DIYCITY代表
DIYアドバイザー
ホームセンター達人
DIYプロダクション代表

<プロフィール>

テレビ番組出演も多くDIYブームの仕掛け人として活躍している。DIYに関する出版も多数。また、イベントなどでの講師経験も豊富。2011年にDIY女子部を立ち上げた。

  壁紙の穴を簡単に目立たなくする

 壁紙が貼ってある壁に、ネジやクギ、画びょうやピンを抜いた小さい穴が残って、気になることがあります。そんなとき、簡単に穴が埋まって、わからなくなってしまえば、そんなにいいことはありません。

 また借りているアパートやマンションからお引越しするときに、気になる壁の穴を少しでも目立たなくしておくと安心です。

●「クロスの穴うめ材」を使うとほとんどわからなくなる

 ビニール壁紙などの壁にあけた小さな穴を埋めて、目立たなくするには「クロスの穴うめ材」(建築の友)がおすすめです。これは、アクリル系充てん剤に近いもので、ホワイト、アイボリー、ベージュ、オフホワイト、ライトグレーの5色あります。

 ひとくちメモ室内のものと同じ色を探すには

 穴を埋める前に、ホコリや石膏ボードの粉などを、きれいに払います。木ネジやヒートンなどをはずした穴は、周囲が盛り上がっていることがあるので、指やツメで押して、平らにしておきます。

 壁紙に合った色を選び、ノズルの先を穴に当てて容器を軽く押し、出てきた充てん剤でそのまま埋めます。

 ほとんどの壁紙は、凹凸があるので、ノズルの先で凹凸になるように仕上げれば、それで完了です。出しすぎたり、壁紙に凹凸があまりなければ、付属のヘラでかき取り、平らに仕上げます。はみ出した充てん剤が目立つようならば、かたく絞った布で拭き取ればOKです。
1.穴の周囲を平らにする
ネジ穴など、周囲が盛り上がっているときは、平らにする。
2.穴を埋める
ノズルを穴に当て、容器を軽く押して埋める。壁紙に凹凸があるときは、ノズルの先で凹凸に仕上げる。
3.壁紙が平らなとき
付属のヘラで、余分をかき取り、平らに仕上げる。

4.色合わせをする
ホワイトで埋め、水彩絵の具などで壁紙の色をつくって塗る。

●色が合わないときは水彩絵の具で色をつける
 壁紙と合う色がないときは、ホワイトで埋め、固まってから色をつけます。壁紙にピッタリの色をつくるには、何色もの色がある水彩絵の具が便利です。水をほとんど入れないで、壁紙に合った色をつくり、細筆で塗ってしまえば、まったく目立たなくなります。

 ただ水彩絵の具は、水拭きすると取れてしまいます。取れたらまた塗ればいいとも思いますが、水拭きしても落ちないのはアクリルペイントです。これを調色して使いますが、乾きがかなり速いので、単純な色ならばすぐに色がつくれますが、複雑な色は、慣れていないと難しいかもしれません。

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