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【掃除・洗剤  ・おすすめの洗剤・クリーナー

監修

■山田 芳照
DIYCITY代表
DIYアドバイザー
ホームセンター達人
DIYプロダクション代表

<プロフィール>

テレビ番組出演も多くDIYブームの仕掛け人として活躍している。DIYに関する出版も多数。また、イベントなどでの講師経験も豊富。2011年にDIY女子部を立ち上げた。

つけ置きタイプの洗剤

ワイドマジックリン  「ワイドマジックリン」(花王)は顆粒状で、お湯に溶いた洗浄液(弱アルカリ性)につけておくと、換気扇や油こし器などベタベタの油汚れから、魚焼きグリル、鍋やザル、茶こし、三角コーナーや水切りカゴ、エアコンのフィルターなどの汚れも取れるというもので、除菌、除臭効果もあります。

 ただし、五徳や受け皿のガンコに焼きついた汚れは取れません。アルミ、塗装、フッ素コートのものは、長くつけ置かないなどの注意が必要です。

 そのほか、排水パイプの洗浄剤として、においを防ぎ、詰まりを予防する効果があります。また全自動洗濯機で、コンパクト洗剤や石けんを使っていると、内槽の裏側にカビが発生することがありますが、カビ取りにも使うことができます。

 なお、これは洗濯の色もの用の酸素系漂白剤「ワイドハイター」(花王)、「カラーブライト」(ライオン)と主成分はほぼ同じで、それに界面活性剤を入れたものです。また台所用の酸素系漂白剤「キッチンハイター粉末酸素系」(花王)、排水パイプ洗浄剤「パイプマン分包」(ライオン)、洗濯槽のカビ取り剤「カビキラー洗たく槽クリーナー」(ジョンソン)もほとんど主成分は同じです。

クリンボーイ

クリンボーイ  「クリンボーイ」(カネヨ石鹸)は、黄色いチューブに入ったクリーム状のクリーナーで、何種類かの溶剤と界面活性剤、石けんの効果で、布につけて拭くだけで、いろいろな汚れをバッチリ落とすことができます。

 プラスチックをとかす溶剤や研磨剤が入っていないので、プラスチックやスチールの汚れ落としに最適で、そのほか白木や布、紙、革などのしみ込むもの以外ならば、すべてに使えます。また、汚れを拭き取ったら、から拭きだけでOK。水での清め拭きや水洗いは不要です。

 電気ポット、炊飯器、照明器具、そのほかの電気製品、電話機、インターホン、スイッチプレート、プラスチック容器、ガラスビンなど、また画面以外のパソコンにと、いろいろなものの汚れ、手アカを、水を使わずに気楽に落とせ、とても便利です。

 パソコンのキーボードなど微妙なものは、布にすり込んでから拭くようにします。イスやバッグなどのビニールレザーの汚れは、歯ブラシで円を描くようにすると、シワの中に入った汚れもすっきりきれいになります。

 ガンコな油汚れには、少し厚く塗っておいて、しばらくしてから拭き取ると、おもしろいぐらいよく落ちます。なお、機械油などで汚れた手のハンドクリーナーとしても使われていて、手にもやさしいのも特徴です。

 そのほか、テープやシールのノリ残りも落とすことができ、1本あると重宝するクリーナーです。

★「クリンボーイ」の使用例

重曹

重曹ちゃん

 水に溶けるとアルカリ性になるため、重曹は油汚れをはじめ、いろいろな汚れを落とす力があります。また研磨作用があるので、プラスチックやガラス、コーヒーメーカーなどの電気製品、流し台、洗面台、蛇口などに、クリームクレンザーのかわりに使えます。水を少し含ませたスポンジや布、ストッキングにつけて磨くときれいになります。また、バケツの水に重曹を入れたもので、拭き掃除をするのも方法です。

 そのほか脱臭効果もあり、ビンなどに入れてフタをしないで、冷蔵庫や冷凍庫、下駄箱に入れ、ときどきかき混ぜると2〜3か月はもちます。使ったあとは汚れ落としに使えます。魚焼きグリルなどは、たっぷり振りかけておいて、あとで歯ブラシなどでこすり洗いをすると、汚れが落ちて、においも消えるので一石二鳥です。

 ただ、実際に使ってみると、洗剤類と比べれば洗浄力は劣りますし、使い勝手も洗剤類にはかないません。でも、重曹は食べられるものなので、人にも環境にも安全です。上手に生活に取り入れることをおすすめします。

 重曹は薬局などで売られていますが、掃除用として使うならば「重曹ちゃん」(カネヨ石鹸)が一番です。これは食品で使う重曹と同じものですが、食品としての許可を取る手続きをしていないので、その分、価格が安いからです。


石けんつきスチールウール

ホーミングパッド
SOS ボンスターソープパッド

 やわらかい鉄製の金属繊維(スチールウール)に洗浄剤を含ませたもの、「ホーミングパッド」(花王)、「SOS」(ダスキン)、「ボンスターソープパッド」(ボンスター販売)などがあります。洗浄剤の洗浄力と、スチールウールの研磨力で、ガンコな汚れ、焦げつき、サビなどもしっかり落とすことができます。

 スチールウールというと、傷がつきそうですが、これらはステンレス、陶器ならば、ほとんど傷をつけずに汚れを落とせるスグレものです。なかでも「ホーミングパッド」は傷がつきにくく、ホーローやガラスにも使えます。キッチンでは、鍋の外側につく焼きついた汚れ、こびりついた汚れを落とすのに、とても便利です。

  ただし、細かい鉄粉が飛び散るので、きれいに洗い流すことが必要です。トイレの手洗い器や浴槽の中など、鉄粉が残るところでは、使わないようにします。

 使うときは、水を少しつけて磨きますが、使用後は小皿や灰皿など、置くところを決めておくと安心です。洗浄剤が少なくなるとサビてくるので、不用意に置いておくと、サビが下の材質に移ってしまうからです。

 あるいは、キッチンバサミなどで、1回分に小さく切って使うのも方法です。またストッキングに入れて磨くと、小さく切ったものでも磨きやすく、傷も多少つきにくくなり、鉄粉の飛び散りも少なくなるので便利です。

 なお洗浄剤は、「ホーミングパッド」は陰イオン系界面活性剤ですが、「SOS」と「ボンスターソープパッド」は石けんが使われています。


還元系漂白剤

ハイドロハイター   洗濯用の還元系漂白剤「ハイドロハイター」(花王)は、鉄分や赤土の汚れを落としたり、塩素系漂白剤をくり返し使って黄ばんだものを白くする、白い衣料専用の顆粒状の漂白剤です。

 これは、鉄分を分解するので、キッチンや洗面所、浴室などの水まわりで、鉄分のシミやもらいサビ、サビ汚れがついたとき、威力を発揮します。
 もともと、衣料の漂白をするときには、40度ぐらいのお湯に溶かして使うようになっています。サビ落としに使う場合、すぐに冷めてしまうので、熱めのお湯(50度ぐらい)を使うのがコツです。

 また、浴槽の底が薄茶色になって落ちないというのも鉄分の汚れです。少しの残り湯に、これを振り入れると、きれいになります。

アクリル用研磨剤

アクリサンデー研磨剤  「アクリサンデー研磨剤」(アクリサンデー)は、アクリル板の切断面などを磨いてツルツルにするもので、プラスチックやアルミ、真ちゅう、ステンレスなどのツヤ出しや、汚れ落としに使えます。

 プラスチックの便座の黒ずみが落ちないときのほか、プラスチックの浴槽、洗面台のカウンターなどの汚れを落とし、しかもツヤを出したいときには最適です。

 よく振ってから、軟らかい布につけて磨き、きれいな布で拭き取れば、ツヤのある仕上がりになります。



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