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木製家具 テーブルの塗り替え
- 2024/3/18
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手軽にできてリメイク効果が抜群!
木製家具の汚れや色あせが気になるとき、印象を変えたいときに、あまりコストをかけず効果的にリメイクできるのが塗り替えです。
家具に使える室内用の水性塗料は、種類も色も豊富。木目をいかしたり、インテリアにあわせてまっ白にしたり、塗料選びでお好みの外観に生まれ変わらせることができます。
テーブルやイスなどの実用家具は、最後にクリア塗料やニスを塗って仕上げましょう。色落ちしにくく、水や熱にも強い保護効果があります。
Before
今回リメイクした無垢材の折り畳みテーブルは、木目をいかすステイン塗料で塗装したもの。それを、膜をつくるタイプの水性塗料を2色使って、イメージチェンジをしています。ステイン塗料に比べて、表面の細かいキズを目立たなくすることもできます。
道具
■サンダー ■サンドペーパー各種(#180〜#240程度) ■ハケ各種 ■マスキングテープ ■ドライバーなど分解に必要な工具
材料
■水性塗料 ■保護塗料(クリアー、ニスなど)
ここがポイント!
できるだけ分解しよう
折り畳みテーブルの脚、棚の扉など、可動部分のすき間、金具との境目などは、なかなかきれいに塗りきれません。可能な限り分解して作業すると、よりていねいな仕上がりになります。はずしたネジなどは、場所ごとに袋に入れ、合番をふって管理しましょう。
■仕上がりを左右する下地調整
塗る面の汚れ、古い塗膜のはがれなどをそのままにして新しい塗料を塗ると、仕上がりが凸凹したり、塗料がはがれたりします。240番程度のサンドペーパーで表面を磨き、キズやへこみを木工用パテで埋めて整えておきましょう。塗る面がツルツルしている場合は、軽く荒らして塗料の密着性をよくしてください。
細かいところは、サンドペーパーやサンディングスポンジを使い分けて、ていねいに作業しましょう。
テーブルを塗り替える
1)塗料の密着性を高めるために、#240程度のサンドペーパー(サンダー)で、塗装面を荒らします。
2)サンディングで出た細かい木の粉が、表面に付着しています。濡らして固く絞ったタオルで、をきれいに拭き取ります。
3)塗りたくないところを養生します。ネジ穴など細かい部分は、マスキングテープを貼ってからカッターで切り取ります。
4)1回目の塗装。細かいところ、塗りにくいところから塗り始めると、塗り終えた箇所に触れず、らくに作業ができます。
5)ハケを適材適所で使い分けると、効率的に作業できます。桟やルーバーのすき間などは、すき間用ハケを使うと便利です。
6)最後に天板などの広い面を塗ります。平面には、ハケ跡が出にくいローラーバケやコテバケを使うのもおすすめです。
7)乾燥させてから2回目を塗ります。仕上がりに関わるので、塗り残しやムラがないように、ていねいに仕上げましょう。
8)脚など、天板以外のパーツを同じ要領で塗装します。分解すると、らくな姿勢で細部までていねいに塗ることができます。
9)塗り進むと、材料を手で持てなくなります。端材をゲタにして浮かせるなど、作業しやすい工夫をしましょう。
10)テーブルや椅子などは、こすって色落ちしないように、クリアやニスなどの保護塗料を塗って仕上げます。
11)塗料が乾燥する前に、養生をはずします。乾燥してしまうと、塗料も一緒にはがれやすくなるので注意しましょう。
12)塗装の工程が終了しました。十分に乾燥させてから、分解したときと逆の手順で組み立てて、リメイクの完了です。
■(著)山田芳照 :テーブルの塗り替え、DIY技術監修、DIY講師