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定期的に ウッドデッキの塗り替え
- 2023/5/12
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10年分のダメージからよみがえらせる
戸建ての憧れのウッデッキは、屋外に設置されているため、太陽の光で表面が黒ずんだり雨風にさらされて劣化していきます。使い込んだまま放っておくと木材が腐食してしまい、ケガの原因にもなります。ウッドデッキを少しでも長持ちせるには掃除、補修、塗り直しなどのメンテナンスが必須です。メンテナンスは専門的なことが必要だと思いがちですが、DIY で対処できます。正しいお手入れ方法で、美しさをよみがえらせましょう。
Befor
10 年間何もしてない状態です。劣化症状が進み、傷みが酷くなります。ウッドデッキは定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを行う場合は、天気の良い日が続く時期を選びましょう。塗り直しは、2 年を目安に行うようにします。
防虫・防腐効果の木部保護塗料を使う
木の品質を守る木部保護塗料は、木目を生かす「浸透性タイプ」と木目を消す「造膜タイプ」
に分かれます。浸透性タイプは、防虫、防腐、防かび、防藻効果などを発揮して木材を保護しま
す。一方、造膜タイプはペンキの特徴に近く、紫外線や雨などから木材を保護します。
汚れを落としてきれいにする
一気に汚れを洗い流して、丸1日乾燥させる
1)高圧洗浄機で表面の汚れを落とすとともに、塗膜をはがしていきます。高圧洗浄機がない場合は、デッキブラシを使います。デッキブラシと両方使うとはかどります。
2)しっかり洗浄した後、最低1 日は乾燥させます。乾燥した後、表面がケバだっているのでサンダーで研磨し、塗装する下地を整えます。
3)木割れに入り込んだ汚れや、下地処理で出た削りカスなどをブラシで取り除きます。削りカスが残っていると、塗装にムラが出るので注意してください。
ビニール手袋を装着してローラーバケットに木部保護塗料を注ぎ込みます。
ウッドデッキを塗装する
腐食やひび割れを防いで長持ちさせる
1)窓のサッシをはじめ扉や壁など、塗料を塗る場所以外に、マスキングテープで養生をします。また、植木などはマスカーで保護してください。
2)初めに塗る場所は板と板の間です。狭い隙間を塗るのに便利なのが、すきまバケです。隙間に差し込むだけで簡単に塗ることができます。
3)ローラーにたっぷり塗料を染み込ませ、木目に沿って表面を塗っていきます。周囲の細かい場所は、ローラーに代わってハケで塗ります。
4)床板などの広い平らな面は、均一に塗れるコテバケが初心者におすすめです。自分の逃げ道を確保できるように塗っていきます。
5)階段や手すりも同じように、ハケとローラーで塗装します。手すりが塗りにくい場所に設置されている場合は、床板より先に塗装します。
6)木部塗料は2 回塗りが基本です。半日ほど十分に乾燥させて、1 回目と同じ塗装作業を繰り返すと、すべてのメンテナンスが完了です。
■(著)山田芳照 :ウッドデッキの塗り替え、DIY技術監修、DIY講師