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木の温もりが草花の美しさを引き立てる ウッド花壇
- 2023/4/27
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玄関まわりや庭のアクセントとして草花を植えて、色とりどりの表情が楽しめる花壇。手づくりの花壇は自由度が高く、草花の種類や設置する場所に合わせて作ることができます。レンガや石積みなどの多彩な花壇がある中で、設置する場所を温かみのある雰囲気にしたいならウッド花壇がおすすめです。規模が小さいものであれば誰でも作ることができます。土留めの仕切りを木製にする
ことで木の本来の温もりと木目の美しさのナチュラルな質感が相まって、おしゃれな雰囲気を演出。洋風・和風にも溶け込みます。さらにウッドを塗装することによってポップなテイストからアンティークな風合いまで幅広く楽しむことができます。お好みの花の彩りを楽しめる花壇を目指しましょう。
花壇の下地の基礎を作る
1)設置する場所の雑草などを取り除いて整地します。土留めに使用する角材を仮置きして花壇のサイズを決めます。
4)スコップでラインに沿って溝を掘っていきます。溝の深さは10cm程度を目安にします。
8)敷き詰めた川砂を平らにしたら、しっかり固めていきます。角材などの当て木で上から叩くと効果的です。
花壇の場所選び
こんなところがおすすめ
花壇を設置する最も大切な条件は、植物が元気に育つという点です。日当り、風通しがよく、強い西日を遮れるなど、植えたい植物の性質に合っていると最適です。さらに地面が固くて平らだと作業がしやすくなります。ただ、こうした好条件の場所は敷地内になかなか見当たらないことも多く、その場合は工夫して改善しましょう。例えば、日当たりが悪い場所への設置は、花壇に高さを出して日当たりを改善できます。こうした条件の元で、庭の見栄えがよくないスペースや玄関先など人目に付くけど物寂しいスペースなどに設置して変化を出してみましょう。
木部用塗料を塗る
2)油性用ハケで角材に木部用塗料を塗ります。角材を立てた時の上面は残して木目に沿って塗るようにします。
木材本来の美しい仕上がり
ワトコオイルがおすすめ!
木材を塗るにはオイル& ワックスのワトコがおすすめ。植物性油を原料とするワトコは木材表面に
塗膜を作らず、木に浸透させて仕上げるので木材本来の美しさや艶のある美しい仕上がりの表情になります。木材DIY の塗料で人気のアイテムです。
溝にモルタルを敷き詰める
1)コテを使って溝にモルタルを敷き詰めます。コテは材料を多くのせられるハート型のレンガゴテがおすすめです。
作業の時短が図れるドライモルタル
セメントと砂が1:3 で調合されたものです。ドライモルタルの特徴は、水を加えて練るだけで簡単にモルタルを作ることができます。
トロフネにドライモルタルを入れた後、水を少しずつ加えます。
水を加えたドライモルタルを練りクワでよく練り混ぜます。10kg に対して水は約1.5ℓが目安です。
角材を立て土留めの仕切りを作る
1)角材を上から押して、モルタルに沈むようにして1本目を立てます。ゴムハンマーなどで角材を上から叩いて固定させます。
2)2本目以降も1本目と同じ作業を繰り返します。角材の並びは高低差を生かしてデザイン性を高めるようにバランスを考慮して並べていきます。
3)角材を立てて土留めの仕切りができたら角材が平行に並ぶように調整します。
7)スコップで掘った土を溝に戻して埋めます。地面になじむようにして、角材や2×6材がぐらつかないように固めます。
8)角材と2×6材の塗り残した上面をハケを使って塗装します。乾燥させた後、ウエスで拭き取るようにしてください。
9)仕切りの内側に掘った土を戻します。この時、小石などは取り除くようにしてください。
10)仕切りの外周に砂利を敷き詰めて周囲となじむようにしたら完成です。完成後はモルタルが固まるように、1日置いてください。
■(著)山田芳照 :ウッド花壇デザイン、DIY技術監修、DIY講師